沢渡温泉(さわたりおんせん)

沢渡温泉は、草津温泉や四万温泉の手前の、群馬県吾妻郡中之条町上沢渡、上沢渡川北沿いに在る温泉

沢渡温泉へのアクセス
鉄道経由 : JR吾妻線、中之条駅からバス20分 。
車 : 関越道、渋川インターから45分、JR吾妻線、中之条駅からバス20分 。
沢渡温泉の概要
沢渡温泉は、草津温泉や四万温泉の手前の、群馬県吾妻郡中之条町上沢渡、上沢渡川北沿いに在る温泉です。縄文文化が栄えた頃から湯の沸く場所で、源氏木曾義仲や源頼朝の湯治の伝承以来、酸性泉の草津温泉で荒れた肌を整える「一浴玉の肌」の直し湯(仕上げの湯)として知られます。
また、天保2年(1831)には、漢方医学に行き詰まりを感じた福田宗禎を中心とする吾妻の医師達が、西洋医学を取り入れる為、師として高野長英を吾妻郡沢渡に招き入れました。その後、天保7年には再び沢渡へ来遊したことが宗禎の日記に記されています。こうして吾妻の蘭学は沢渡温泉に起こり、高橋景作、柳田禎蔵などの門下生を輩出しました。このことから吾妻の名所に長英にまつわるエピソードが数多く残され、蛇野川に架かる晩釣橋という名称は、釣り好きの長英が夜になって、そっと魚釣りを楽しんだことからその名前がつけられたと言われています。
歌人の若山牧水は、早稲田大学の同窓で文学仲間として親交のあった佐藤緑葉(吾妻郡東村)や田中辰雄(中之条町)を訪ねて上州へは8回に渡り旅をしており、うち3回は吾妻へ訪れています。大正11年の信州から草津、暮坂峠を経て利根郡より日光へ向かう旅を元に書かれた「みなかみ紀行」は大正13年に刊行されました。この旅の前半の山場として、花敷から暮坂峠を経て沢渡に至る場面が記されており、その時期に刊行されている著書「山櫻の歌」にも、この旅で詠んだ歌が数多く発表されています。暮坂峠では、歌人 牧水としては数少ない詩の1つ、「枯野の旅」を作っています。昭和あ32年には、牧水を敬愛する人々によって、この詩を刻んだ詩碑がたてられて暮坂峠のシンボルとなlりました。
現存する共同浴場は、「沢渡温泉共同浴場」のみです。
沢渡温泉の泉質等と適応症
泉質等
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉で、源泉温度は55~56℃、pH8.3。湧出量150ℓ/min、源泉掛け流し在り。無色透明、弱塩味、微硫化水素臭。
適応症
浴用 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、高血圧症、動脈硬化症、切り傷、やけど、皮ふ病、糖尿病、痔疾、婦人病、美肌など
飲用 -


