温泉津温泉(ゆのつおんせん)

目次
温泉津温泉は、島根県大田市温泉津町、温泉津港の東奥に広がる温泉


温泉津温泉へのアクセス
鉄道経由 : JR山陰本線温泉津駅よりバスで約5分。
車 : 山陰自動車道温泉津I.CよりR9経由10~15分。
温泉津温泉の概要
温泉津温泉は、島根県大田市温泉津町、温泉津港の東奥に広がる温泉です。湯船に温泉成分の析出が多量に見られる成分の濃い温泉です。源泉掛け流し在り。1957年には、原爆症に対する効能が報告されています。温泉津港から山側に伸びる温泉街は、鄙びた日本旅館が両側に立地する静かな街並みで、2004年(平成16年)7月、「温泉津町温泉津伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。港町でもあり「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産にも登録されています。共同浴場は「元湯泉薬湯」と「薬師湯」の二軒が在ります。ごく近い源泉ですが泉質は異なります。開湯は古く1300年前と伝えられ、伝説では大狸が入浴している様子を見て発見したものとされます。戦国時代から江戸時代には石見銀山から産出される銀や温泉津焼、石州瓦の積出港であり、山陰道の宿場町でもあったため栄えました。薬師湯は1872年(明治5年)に発生した浜田地震により湧出し元々は「藤乃湯」で、「震湯」の別名もありました。その後、薬効豊かな湯質と温泉の守りとして薬師如来をまつっている事などから、「薬師湯」と称されるようになりました。
私がこちらを音連れたのは2018年の5/1(月)。4/29(土)から連れと鳥取の大山に出掛け麓のホテルに宿泊。翌4/30(日)は早朝から頂上付近は暴風雨の中何とか大山へ登頂。5/1(月)にホテルで朝風呂の後、6時過ぎには好天の中レンタカーを駆って温泉津温泉へ向かいました。R9や山陰自動車道の無料区間を交互に走り、中海近くの7-11でおにぎりとお茶の朝食を済ませ、宍道湖東岸から出雲大社入口を通過し、連れもそろそろ車に乗り飽きた11時過ぎに温泉津に入りました。古いお寺や旅館の立ち並ぶ風情の有る温泉街を海沿いから山側へ向かい「薬師湯」に到着。男湯と女湯に分かれて、掛け湯の後早速、ナトリウム・カルシウム一塩化物温泉で源泉温度45.3℃(ph6.3低張性中性高温泉)のお湯に入湯。少し熱めのお湯は非常に良く温まりますが、長時間は無理な重い感じのお湯でした。入っては洗い場で休みを二三度繰り返してから上がり、受付の女将さんに促されて連れと一緒に二階の休憩所へ上がりました。山梨から来たご夫婦や温泉巡りの男性がいて、五人でクールダウンしながらしばし歓談。ご夫婦も以前荒天の大山に登られて、八合目の木道で奥様が風で飛ばされて落下したというエピソードを伺いました。その後少し歩いて、源泉が今も湧いている「医王山 温光寺」や国の重要伝統的建造物群保存地区であり、「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されているという温泉街を散策。平日なので近所の小学生があちらこちらの道端で赤と黒の石州瓦やなまこ壁の街並みを写生していました。その後駐車場に戻って車に乗り、再び来た道を戻って、出雲大社に立ち寄って参拝し、連れは御朱印をゲットしました。さらに近くに在った島根ワイナリーに立ち寄り土産物を物色。連れは無料のロゼワインを試飲していました。さらに宍道湖西岸を走って松江市内に入り、境港市へ抜け、途中スーパーで買い出しをして16時過ぎにはホテルへ戻りました。
温泉津温泉の泉質等と適応症
泉質等
源泉数2
◎源泉名:元湯温泉
泉質:ナトリウム-塩化物泉、旧泉質:含土類食塩泉、ph6.3、低張性中性高温泉、源泉温度48.1℃、ph6.3、湧出量49ℓ/min、源泉掛け流し。知覚:(源泉)無色透明・強収斂味・弱塩味・弱金気臭、(酸化後)淡黄色・微混濁・強塩味・無臭。
◎源泉名:薬師湯温泉
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、ラドン含有量:4.74.5×10-10 Ci/kg(1.30M・E/kg)、ph6.3、低張性中性高温泉。湧出量-/min(自然湧出)、源泉温度45.3℃、知覚:(源泉)無色透明・強収斂味・弱塩味・弱金気臭、(酸化後)淡黄色・微混濁・強塩味・無臭。
適応症
浴用 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、高血圧、切り傷、糖尿病、呼吸器疾患、慢性皮ふ病、慢性婦人病、痔疾など
飲用 可
医王山 温光寺

「医王山 温光寺」の創建は室町時代の観応から文和年間(1350~1355年)の頃、伊藤重佐と名乗る修行僧がこの地を訪れた際、温泉場を開発し薬師堂を建立したのが始まりと伝わります。現在の建物は昭和60年(1985)に建て替えられたものですが、薬師堂の内部には中央に薬師瑠璃光如来(秘仏で33年に一度御開帳。)、その前仏として十二神将、右侍として日光菩薩、左侍として月光菩薩が祀られ、地蔵堂には中央に釈迦如来、右侍が地蔵菩薩、左侍として十王尊が祀られています。地蔵尊は安永の大地震の時、源泉近くから発見されたものだそうで、源泉が古くから信仰の対象になっていた証と思われます。地蔵堂の後の高台には「狸の池」と呼ばれる古い源泉が在り、温泉津温泉の開湯の由来(狸が湯に入って傷を治しているので源泉を発見したと伝えられています。)とされています。地蔵堂の下に元湯の源泉が在り、インターホン越しに湯が湧く音が聞こえてくる仕組みらしかったのですが、私たちが訪れた時は使い方が良く分からず、音を確認することは出来ませんでした。
温泉津温泉の街並み

岩見神楽

石見銀山






温泉津温泉から石見銀山へのアクセス
車:仁摩温泉津道路/山陰自動車道/国道9号 と 県道31号 経由で、26分18.5km。
出雲大社 正面鳥居

出雲大社 神楽殿

温泉津温泉から出雲大社へのアクセス
車:国道9号 と 山陰自動車道経由で、1時間5分、57.5km。


