久住高原温泉郷(くじゅうこうげんおんせんきょう)

目次
久住高原温泉郷は、大分県竹田市、久住山南麓の久住高原に在る、赤川温泉・七里田温泉・白丹温泉・久住温泉・法華院温泉からなる温泉群

久住高原温泉郷へのアクセス
鉄道経由 : 豊後竹田駅から車で約30分など。
車 : 大分自動車道湯布院I.Cから60分、熊本空港から1時間30分など。
久住高原温泉郷の概要
久住高原温泉郷は、大分県竹田市、久住山南麓の久住高原に在る、赤川温泉・七里田温泉・白丹温泉・久住温泉・法華院温泉からなる温泉群です。2015(H27)年に竹田温泉群(長湯温泉、久住温泉郷、竹田・荻温泉)の一つとして国民保養温泉地に指定されました。各温泉のデータは下記の通り。源泉掛け流し在り。
久住高原温泉郷でもっとも古いのは赤川温泉です。かって硫黄鉱山に湧いていた「くされ湯」が発祥とされます。鉱夫の疲労回復に利用され、中世にはその存在が知られていました。七里田温泉も、鎌倉時代には既に存在しており、江戸時代の寛文3年(1663年)には岡藩第3代藩主中川久清によってお茶屋が設けられました。赤川荘の露天風呂の目前には、落差約12mの雄飛の滝があり、滝を見ながら露天風呂に浸かることが出来ます。かつては僧侶や修験者が修行を行った滝で「行者滝」と呼ばれていたそうです。
その他の温泉地は近年になって開発されたものです。
久住高原温泉郷の泉質等と適応症
久住高原温泉郷全体の泉質等
ナトリウム・マグネシウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉/マグネシウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉/カルシウム・マグネシウム・ナトリウムー硫酸塩泉/含二酸化炭素ーマグネシウム・ナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉/マグネウム・ナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉など、源泉温度18.4~53.7℃、湧出量1,038.7ℓ(自然湧出/掘削自噴/掘削動力)
赤川温泉の泉質等と適応症
泉質等
温泉名:岩の湯(赤川荘)/沢の湯(赤川荘)/ザ・ガンジーホテル&リゾート/国民宿舎久住高原荘、泉質:単純二酸化炭素硫黄冷鉱泉/含二酸化炭素・硫黄ーカルシウム-硫酸塩冷鉱泉/ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉/含硫黄ーカルシウムー硫酸塩泉、pH-/5.3/5.6/-、弱酸性低張性冷鉱~高温泉、源泉温度21.7/23.3/53.3/25℃、湧出量/120(自然湧出)/45(自然湧出)/50(掘削・動力揚湯)/41(自然湧出)ℓ/min源泉数4、無色~弱青白濁・微弱炭酸味・弱苦味、強硫化水素臭。
適応症(赤川荘 赤川温泉)
浴用 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、末梢循環障害、きりきず、冷え症、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用 耐糖能異常(糖尿病)、高コレステロール血症、胆道系機能障害、便秘
七里田温泉の泉質等
泉質等
源泉名:七里田温泉下湯、含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉、旧泉質:含炭酸・芒硝-重炭酸土類泉、pH6.3、中性低張性温泉、源泉温度36.3、湧出量52.2ℓ/min(掘削・自噴)、黄色澄明・炭酸味・殆ど無臭。
源泉名:七里田温泉(木の葉の湯)、マグネウム・ナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉、旧泉質:含炭酸・芒硝-重炭酸土類泉、pH6.8、中性低張性高温泉、源泉温度53.7、湧出量50.0ℓ/min(掘削・動力揚湯)、黄色澄明・炭酸味・殆ど無臭。
適応症()
浴用 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩など
飲用 慢性消化器疾患、高血圧、糖尿病、肝臓病他
白丹温泉の泉質等
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉/ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉、pH7.7~、源泉温度43.5~47.9℃、湧出量150.0ℓ/min(掘削・動力揚湯)、源泉掛け流し、淡黄色透明・無味無臭。
久住温泉の泉質等と適応症
H27年5月 環境省 竹田温泉群(長湯温泉、久住高原温泉郷、竹田・荻温泉)国民保養温泉地計画書には久住温泉の記載と位置(ガンジー牧場の西南付近)が示されていますが、その他のネット上の情報には「久住温泉」の定義は見当たりません。よって位置的に該当すると思われる以下の2つの施設の泉質等と適応症を掲載します。
施設名:民宿久住
泉質等
源泉数1、泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、源泉温度49.9℃、源泉数1、湧出量 98.0ℓ/min。無色透明、鉄味。
適応症
浴用 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔、冷え性、病後回復期、切り傷、やけど、慢性皮膚病
飲用 慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病
施設名:フリューゲル久住
源泉数1、泉質:ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉、源泉温度51.7℃、湧出量80~100ℓ/min。黄色微懸濁。
適応症
浴用 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、慢性皮ふ病、切り傷、やけど、痔疾、美肌など
飲用 不可
法華院温泉(ほっけいんおんせん)

法華院温泉へのアクセス
鉄道経由 : JR九州大本線の豊後中村駅から九重町コミュニティバスで長者原・九重登山口下車まで約50分。
車 : 大分自動車道九重ICから県道40号、やまなみハイウェイ経由、牧ノ戸峠方面へ向かい、長者原・九重登山口まで約45分。その後登山を開始して、雨ヶ池越を経由、法華院温泉山荘まで約2時間。
法華院温泉の概要
法華院温泉は、大分県竹田市久住町有氏1783、東に九重連山、北に三俣山、西に星生山、南に中岳・稲星山が囲むラムサール条約に登録される「坊がつる湿原」を望む九州最高所標高1300mに在る、「法華院温泉山荘」一軒宿の温泉です。大分県から阿蘇へと通じるやまなみハイウェイの長者原の九重登山口から九州自然歩道を歩き、標高1,350mに在る雨ケ池越に到って眼前には大船山や平治岳、眼下には「坊がつる湿原」を望み、更に三俣山の山麓を斜めに20分ほど下ると湿原の西側に到ると右手前方に「法華院温泉」が見えて来ます。約2時間歩かなければ辿り着かない九州きっての秘湯の一つです。 浴室からは大船山・平治岳が望まれます。九重連山は、 5月末から6月にかけて山麓から咲き上がるミヤマキリシマが特に有名です。鎌倉時代開基の天台宗九重山法華院白水寺として栄えましたが、明治時代には信仰の山から登山の山へと変化し、1882年には山宿を始めました。2015(H27)年に竹田温泉群(長湯温泉、久住温泉郷、竹田・荻温泉)の久住温泉郷内の温泉として国民保養温泉地に指定されました。
法華院温泉の泉質等と適応症
泉質等
カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩泉、掲示用泉質:硫酸塩泉、pH7.0、中性、源泉温度は43.2℃。源泉数1、湧出量50ℓ/min(掘削・動力揚湯)、源泉掛け流し。無色透明・無味・微硫化水素臭。
適応症
浴用 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後の回復期、疲労回復、健康増進、動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病(「法華院温泉山荘」HPより引用。)
飲用 不可


