黒川温泉(くろかわおんせん)

黒川温泉は、熊本県阿蘇郡南小国町、阿蘇山の北、九重連山の西の標高700m、筑後川支流の田の原川沿いに在る温泉

黒川温泉へのアクセス
車 : 九州自動車道熊本I.CよりR57、やまなみハイウェイ、R442経由で約90分。また、別府からは湯布院I.C、やまなみハイウェイ利用で90分。日田I.Cからは60分。
車以外 : 熊本・熊本空港から黒川バス停まで約2時間。
黒川温泉の概要
黒川温泉は、熊本県阿蘇郡南小国町、阿蘇山の北、九重連山の西の標高700m、筑後川支流の田の原川沿いに在る温泉です。1964年(S39)に満願寺温泉・田の原温泉と併せて「南小国温泉郷」として国民保養温泉地に指定されました。広義の阿蘇温泉郷に含む場合も有ります。
全国屈指の女性に人気の有る温泉地として知られ、ミシュランでも二つ星で紹介された実績が有ります。田の原川の渓谷の両側に三十軒の小ぢんまりとした和風旅館が建ち並び、旅館組合の主導で歓楽的要素や派手な看板を廃して町並みを作っているため、落ち着いた雰囲気を保っています。地蔵湯と穴湯、二軒の共同浴場が在ります。開湯は、地蔵湯の身代わり地蔵伝承(瓜泥棒の村人が首を刎ねられたが信仰していた地蔵の首が落ちておりそれが祀られた後湯が湧き、今も首が残る。)に拠ると江戸時代には元々阿蘇外輪山の鄙びた湯治場で旅館も農家兼業が多かったということです。「やまなみハイウェイ」が開通し宴会客などで一時的に栄えましたが、休日以外に客足は伸びずに衰退。しかし黒川温泉の父ともいわれる後藤哲也の新明館一軒だけは、自身手掘りの露天洞窟風呂と黒川の「自然の雰囲気」のままの庭造りが奏功して客足が絶えず、他の旅館も後藤に倣って露天風呂を造ってみた所、口コミで女性客が増加して来ました。現在に至る黒川温泉の変わらないコンセプトです。その後町全体が自然の雰囲気となる様に、各旅館で協力して雑木林風に木を植え替え、町中の看板約200本を撤去し、ますます温泉街全体が自然に包まれた風景に生まれ変わり、鄙びた湯の町の情緒が漂うようになりました。「街全体が一つの宿 通りは廊下 旅館は客室」が黒川温泉のキャッチフレーズだそうです。
1964年(S39)に南小国温泉郷(黒川温泉、満願寺温泉、田の原温泉)として国民保養温泉地に指定されました。
黒川温泉の泉質等と適応症
泉質等
単純温泉/単純泉(弱アルカリ性)/硫黄泉/炭酸水素塩泉/塩化物泉・硫酸塩泉/含鉄泉/酸性泉、源泉温度29.4~95.1℃。温泉街の比較的浅い(20mとも)地層から湧出しています。源泉掛け流し在り。
適応症
浴用
単純温泉:自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
単純泉(弱アルカリ性):美肌、自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
硫黄泉:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型については、末梢循環障害を加える)
炭酸水素塩泉:きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
塩化物泉・硫酸塩泉:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
含鉄泉:-
酸性泉:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症
飲用
硫黄泉:耐糖能異常(糖尿病)、高コレステロール血症
炭酸水素塩泉:胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)
塩化物泉:萎縮性胃炎、便秘
硫酸塩泉:胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘
含鉄泉:鉄欠乏性貧血
酸性泉:-


