杖立温泉(つえたておんせん)

杖立温泉

杖立温泉は、熊本県阿蘇郡小国町下城、杖立川沿いの、『まんだら屋の良太』の舞台と思われる山峡の温泉

杖立温泉「杖立川から全景」©熊本県観光連盟
杖立温泉「背戸屋」©熊本県観光連盟
杖立温泉「鯉のぼり祭り」©熊本県観光連盟
杖立温泉「つえたて温泉ひぜんや」じゃらんより引用。

杖立温泉へのアクセス

鉄道経由:JR久大本線・日田彦山線の日田駅から車で、国道212号線経由35分、22.7km。JR日田駅から日田バス杖立温泉行きで45分。

車:車で日田ICより40分・日田バスセンターよりバスで50分・国道212号線沿い

杖立温泉の概要

杖立温泉は、熊本県阿蘇郡小国町下城、杖立川沿いに在る温泉です。迷路のような路地が多く、坂の石段には猫が寝そべり、杖立渓谷沿いの両岸には年季の入った木造旅館が立ち並びます。高温の温泉井のやぐらからは白い湯煙も漂い、昭和の温泉風情が見事に保たれた稀有な温泉場です。4月1日から5月初旬まで鯉のぼり祭りが行われ、約3500匹の鯉のぼりが杖立川の上空を泳ぐ様は壮観です。

平安時代の初めに弘法大師空海が、訪れ「昔湯に入りて 病なおれば すがりてし 杖立ておいて 帰る諸人」の和歌詠んだと言われます。その際、持っていた竹の杖を立ててみたところ節々から枝や葉が生えてきたことから、「杖立」という地名もついたと言われています。杖立温泉のはじまりは1800年以上前の仲哀天皇の時代に遡ると言われ、仲哀天皇の御子をみごもっておられた神功皇后が、筑前の宗像で産気づき、その時現れた白髪の老人が「これより東南に川をさかのぼると霊泉がありこれを汲み産湯に用いれば皇子は千歳の寿を保たれるであろう。」と告げられ、それを聞いた従者が険しい山々を越え一筋の湯気を見つけ皇后のもとへ持ち帰り、産湯として奉ったこの霊泉が杖立温泉元湯です。その時生まれたのが後の応神天皇だったと伝わります。

私が大学生の頃(1980年代)友人の家にあった単行本を読み漁っていた、畑中純作の『まんだら屋の良太(九鬼谷艶笑譚)』(実業之日本社)の舞台と思われる山峡の温泉郷です。基本的に一話完結の読み切り形式で、『漫画サンデー』(実業之日本社)にて1979年から1989年まで10年間に渡って長期連載されました。単行本は全53巻、文庫版は全8巻。1986年には(NHK)で実写ドラマ化され、また同年ニューセレクト配給で映画化されました。映画化の際に杖立温泉がロケ地となったので、漫画の舞台のモデルとして間違いないようです。温泉宿「まんだら屋」の息子で、いがぐり頭と膨らんだほっぺたがトレードマーク、助平でいざとなると男気に溢れた九州男児の大山良太(小倉城南高校三年生)と、幼馴染の温泉旅館夕月荘の娘で良太の幼なじみ秋川月子(小倉城南高校三年生)が、性に大らかな九鬼谷の住人達の中で繰り広げる、青春と人情悲喜こもごもの物語が独特のタッチの漫画で描かれていて、思わず引き込まれます。

杖立温泉の泉質等と適応症

泉質等

泉質:ナトリウム-塩化物泉他、掲示用泉質:食塩泉、旧泉質:弱食塩泉、源泉数26、源泉温度98〜100℃、pH 7.0~9.0、中性~アルカリ性、湧出量1,100ℓ/min、知覚:無色透明、微塩味、微硫化水素臭。

適応症

浴用 リュウマチ、皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、やけど、肥満病、美肌作用

飲用 可

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