湯の山温泉(ゆのやまおんせん)

湯の山温泉は、三重県三重郡菰野町大字菰野字湯の山、三重県北部の最高峰である御在所岳の東麓、三滝川河畔の渓谷に在る温泉

湯の山温泉
鉄道経由:湯の山温泉駅(近鉄湯の山線)から三重交通バスで10分、終点「湯の山温泉・御在所ロープウエイ前」下車。
車:東名阪自動車道四日市ICから国道477号(湯の山街道)を菰野町方面へ約10kmまたは新名神高速道路菰野ICから約6km。
湯の山温泉の概要
湯の山温泉は、三重県三重郡菰野町大字菰野字湯の山、三重県北部の最高峰である御在所岳の東麓、三滝川河畔の渓谷に在る温泉です。一帯は鈴鹿国定公園に指定されており、自然豊かで四季折々の景観に恵まれるものの歓楽街化しておらず、名古屋・大阪といった大都市圏からの家族連れの行楽や、鈴鹿山脈の登山やトレッキングの拠点ともなっています。温泉地からは御在所岳に登る御在所ロープウェイも運行しています毎年10月初旬に僧兵まつりが行われます。また恋愛成就の寺で知られる三嶽寺も在ります。三滝川河畔の渓谷に20軒ほどのホテル、旅館が密集。山の斜面に建つため外見は小さいですが、設備は整った大型宿泊施設が多く、収容人数も意外に多めです。同温泉郷を代表する旅館の一つであるグランドホテル向陽(現、彩(いろどり)向陽)には、昭和天皇・香淳皇后が宿泊したこともあります。また、文豪志賀直哉は湯の山温泉に滞在し、短編『菰野』を執筆しています。2012年秋には湯の山温泉郊外に温泉施設の他に宿泊棟、奥田政行によるイタリアンレストラン、辻口博啓による洋菓子店などがそろったリゾート施設「アクアイグニス」がオープンしました。
開湯は養老2年(718年)。傷ついた鹿が癒していたことから鹿ノ湯とも言われていました。元禄時代に廃泉を復興して杉屋をはじめ八軒の湯治宿が開かれ、宝永2年(1705年)、その中心地に天台宗の三嶽寺が創建され、大石、蒼滝三本杉などの名所も整えられ、古くから東海や近畿の奥座敷として発展してきた歴史を持ちます。西南戦争のあと、戦傷病者の療養所の指定を受け、杉屋、橘屋、三嶽寺が臨時の宿泊所になり、負傷した将兵を受入れたことから、治療を終えた将兵らが故郷へ帰り、温泉と勝景を称賛したため、それが宣伝されて来遊者が増加しまし。しかし、決して湯量は多くなく、過去に4度の涸渇がありました。明治時代には他温泉との競合に敗れ、わずか1軒しか残らなかった時代もあるそうです。後にアクセスの良さに目を付けた四日市鉄道(現在の近鉄湯の山線)が鉄道を敷設、奥座敷としての地位を復活させ、次第に旅館も増加していきました。
湯の山温泉の泉質等と適応症
泉質等
単純温泉/ナトリウム-炭酸水素塩温泉/単純弱放射能温泉、ラドン含有量は10.2M・E(マッヘ)/kgで温泉法に適合(8.25マッヘ以上)、pH7.8~8.5、低張性弱アルカリ性低温泉、源泉温度25~32.8℃。源泉数5、湧出量32、44ℓ/min、無色透明、無味無臭。
適応症
浴用 痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆嚢炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進
飲用 不可


