山中温泉(やまなかおんせん)

山中温泉は、石川県加賀市山中温泉の、大聖寺川の渓谷沿いに在る温泉

山中温泉へのアクセス
鉄道経由 : JR北陸本線の加賀温泉駅からバスで30分。金沢駅からは加賀温泉バスの特急が山代温泉経由で山中温泉まで走っています。
車 : 北陸自動車道加賀ICから国道8号・国道364号経由で約30分、福井北IC、丸岡ICから国道364号経由で約40分。
山中温泉の概要
山中温泉は、石川県加賀市山中温泉、大聖寺川の渓谷沿いに在る温泉です。昭和初期まで山中温泉の泉源は一ヶ所でそこに湯壺を設けて利用されて来ました。惣村の共有財産として「惣(総)湯」を中心に温泉街が発展して行く様子は『山中温泉縁起絵巻(医王寺(薬師堂)所蔵)』に描かれています。発見は1300年前とされ、奈良時代の行基による開湯伝説も伝わります。開湯は平安時代とされ、能登の地頭・長谷部信連が一羽の白鷺が傷めた足を山陰の小さな流れで癒しているのを見つけ、その場所を掘ると5寸ばかりの薬師如来像が現れ、美しい温泉が湧き出したため、ここに十二軒の湯宿を開いたのが山中温泉の始まりと伝わります。室町時代には蓮如が湯治のため滞在したことが『御文』にも記されています。松尾芭蕉が『奥の細道』の旅で1689(元禄二)年に唯一温泉場で長逗留し、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」と句にも詠んだ様に石膏泉の仄かな香りが特徴で、芭蕉は「扶桑三の名湯」の一つと頌しています。現在の総湯「菊の湯」の名称はこの句に因みます。「菊の湯」は男女別棟で、市民ホール「山中座」が併設されています。温泉街は名前の通り「山の中」にあり、南端には鶴仙渓という景勝地や、街のシンボルのこおろぎ橋、あやとり橋、日帰り入浴施設の「湯けむり健康村」もあります。山中温泉上流の九谷村は「古九谷」発祥の地として有名で、奥山中には古九谷窯跡が在り現在も発掘作業が行われています。また山中漆器の産地でもあり、山中節という民謡もあります。昭和初期まで各温泉宿には内湯が無く「湯ざや」と呼ばれる共同浴場を利用していました。戦前には山中海軍病院も開設され、1945年(昭和20年)には国立山中病院、2003年(平成15年)には山中温泉医療センターとなりました。
山中温泉の泉質等と適応症
泉質等
集中管理貯湯槽(財産区管理)1(源泉数8)、泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(旧泉質名;含石膏芒硝泉)/単純温泉、pH8.4、弱アルカリ性低張性高温泉。源泉温度48.3(27~65) ℃、湧出量2,591ℓ/min、源泉掛け流し在り。無色透明、無味、微石膏臭。
適応症
浴用 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後回復・疲労回復・健康増進、動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病、運動麻痺
飲用 胆石、慢性便秘症、肥満、糖尿病、痛風
医王寺



