岩井温泉(いわいおんせん)

岩井温泉は、鳥取県岩美郡岩美町岩井、蒲生川の支流の合流部、国道9号線から分かれた脇道の両側に在る温泉

岩井温泉へのアクセス
鉄道経由 : JR山陰本線岩美駅より日交バス(岩美・岩井線)長谷橋行きまたは蕪島行きにて約10分 (鳥取駅からも運行)。また、JR山陰本線鳥取駅より浦富海岸・鳥取砂丘観光周遊ボンネットバス、終点下車 (春季~秋季の土日祝に運行、1日1往復のみ)。
車 : 鳥取市中心部からR9を東へ約30分。
岩井温泉の概要
岩井温泉は、鳥取県岩美郡岩美町岩井、蒲生川の支流の合流部、国道9号線から分かれた脇道の両側に在る温泉です。共同浴場は一軒で町営の「ゆかむり温泉」が在ります。1300年の歴史があるとされ、古くは「蒲生湯」、「銀湯」、「島根ノ御湯」と呼ばれていました。湯治の際に手ぬぐいを頭に被る「湯かむり」という独特の入浴法が伝わります。1973年(S48)に国民保養温泉地に指定されました。
開湯は859年(貞観元年)とされ、平安時代の「八古湯」の一つに数えられます。伝承では、清和天皇の治世に藤原冬嗣の子孫 で藤原冬久という者がおり、若くして皮膚病を患い絶望して旅に出たところ、岩井で出会った巫女の神杖で温泉を見出し病が治癒し、その後巫女をモデルに薬師如来像を彫った冬久は東源寺の本尊としました(異説有り)。冬久はその地を故郷の京都・宇治にちなんで「宇治」と名付けて田畑の開墾を指導し、庶民から「宇治長者」と崇敬され、(現「宇治」地区は温泉街とは蒲生川をはさんだ対岸)ました。860年(貞観二)に温泉の評判が清和天皇の聞くところとなり、冬久へ材木と土地を下賜され温泉の浴槽が造営され、以来冬久の子孫が代々温泉の経営に当たったといわれます。鎌倉時代の末期に戦乱によって温泉は廃れましたが、江戸時代には交通の要衝となり、鳥取藩主池田光仲が再興、寛政期には16軒の旅籠が並びました。
岩井温泉の泉質等と適応症
泉質等
源泉数3、泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉、旧泉質:含芒硝石膏泉、pH7.3、中性、源泉温度44.5~49.8℃。湧出量1,117.8ℓ/min(動力揚湯)、源泉掛け流し。無色透明、無味無臭。
適応症
浴用 動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病
飲用 慢性胆嚢炎、胆石症、慢性便秘、糖尿病、肥満症


